

2020.09.01
1DAYPAVE コンクリート打設
熊本味岡生コンクリート(株)第三工場八代中央です。
7月4日未明に降った未曽有の集中豪雨により、熊本県では河川の氾濫、土砂崩れ、道路の崩落、球磨川に掛かる橋も10橋が流失する甚大な被害を受けました。これまで発生した水害の数メートル上まわる水位まで上昇し、生活基盤の多くを破壊しました。
被害調査が進むにつれて、高速道路のトンネル舗装路盤にも異常が見つかり補修が必要とのことでした。
7月13日に施工会社の工事担当者が来社され、1DAYPAVE コンクリートの配合や工事の予定などの打合せを行いました。
事前に行っていた試験練りの配合を基に7月16日に実機による経時変化の試験を練り混ぜ直、15分、30分、45分、60分の経時変化の試験を行い、施工現場までは45~60分程の運搬時間となるので流動性の保持の為に混和剤の調整を行いました。
7月19日 1回目打設44㎥(走行車線側)、7月28日 2回目打設49㎥(追い越し車線側)の打設を行いました。肥後トンネル内片側を一般車両が走行していた為、打設は非常に危険であり神経を擦り減らしながらも無事に終了しました。
コンクリートの試験結果は表のとおりとなります。
工事名:九州自動車道肥後トンネル(上り線)応急復旧工事
施工者:(株)熊谷組
配 合:曲げ4.5-18-20H